こんにちは…今回は私(奥さん)がナビゲーターを務めます。
キャンプやアウトドアに出かけると多くの方が使われているオープンタープは素敵なキャンプサイトを作る為に欠かせないアイテム(キャンプギア)です。
初心者の方は「設営が難しそうだなぁ」「できるか心配だなぁ」と使うことをあきらめてしまったり、いざ持っていってもうまくいかず結局張ることができなかった…とか、何とか設営したものの風で倒れてしまった…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
安心してください…私も同じ経験をしてます。
オープンタープの設営は難しく思われがちですが、自身でハードルを上げる必要はありません。そう思えるのはただ単に知らないだけなので、設営方法を知ってしまえばちょっとしたポイントを押さえるだけで綺麗に簡単に張れるようになります。今回は中でもおしゃれな(カッコイイ)ヘキサタープを手順にそってをわかりやすく解説していきます。
ホントにわかりやすいかはわからんが…
一人でも設営可能だかバリッとサクッと素敵なキャンプサイトをつくりましょ!
※サクッと設営方法を知りたい方は目次をタップして【ヘキサタープの設営方法】まで進んでください。
ヘキサタープとは?
提供元:Amazon.co.jp
これがヘキサタープ
ヘキサタープは名前のとおり六角形のシート(天幕)をポールとガイロープと呼ばれる紐で設営するキャンプ場や河原なんかでよく見るかっこいいヤツです。
河原で見かけるって…田舎暮らしバレるやんけ…
次のお休みは河原でBBQだ~
また、広げているときは大きく見えるヘキサタープですが、収納時はコンパクトで荷物として場所をとらず、タープのみを設営しても結構絵になるので日帰りのBBQ等でもよく使われています。
人気が高いのも納得です!
ヘキサタープの選び方・注意点
※ここからは個人的な見解(意見)も含みますのでご容赦ください。
グロメットの数や付属部品に注意!
ヘキサタープはグロメットと言われるハトメの穴があったりループというロープを通すタグが付いているシートをポールで持ち上げたりロープでひっぱたりして様々な形にできるのですが、最低限のグロメットは2ついていたほうがいいです。もちろんグロメットがなくてもタープとして問題はありませんが、アレンジがしづらく初心者の方には使いにくいものとなります。また、購入時に付属としてついてくるポール、ペグ、ガイロープはおまけ程度の場合もあるので注意しておきましょう。
付属があるからといって安心はできません。
シート(生地)選び・注意点
アレンジしちゃう?
上記でお伝えしたようにヘキサタープに必要最低限ついていてほしいグロメット数は2つです。グロメットはシート(天幕)に特殊な加工をして取り付けてある穴なので素人が後から増やそうとするのは困難といえます。後々アレンジを加えてオリジナリティーを出したい場合はグロメット数が多いものを選んでおくと良いでしょう。また、ネットショップ等を利用して物を購入をされる方も多いと思いますが、オープンタープ系の購入時は注意が必要です。
ネットショップの商品説明はしっかり目を通してね!
「ポールは別売りです」とか「ポール、ペグは付属しませんのでご注意ください」とか、そもそもシートのみの販売だったりもします。この場合だと設営は不可能になるのでポールやペグ、ガイロープを別途で用意する必要があります。
もちろんセットもあるけどちょっと微妙です…
付属部品の注意点
付属部品は使えない説…
ポール、ペグ、ガイロープは付属としてついてくる場合がありますが、付属としてついてくる物は必ずしも適正であるとは限りません。控えめに言っても使い物にならない場合もあるのでしっかりとした丈夫な物を用意することおすすめします。
ポールの選び方・注意点
メインポールは大黒柱!
ヘキサタープではメインとなるポールが2本必要です。ポールと一言でいってもいくつも種類があり、太さや長さが違えば材質も違い、組み立て式だったり、伸縮式、多節棍タイプと様々なのですが、メインとして使用するポールは太めの丈夫な物を選ぶことをおすすめします。
25㎜以上の太さがあれば安心!
また、後々アレンジを加える場合はメインポールとは別にサブポールを用意することになります。サブポールは使い勝手が良い組み立て式、もしくは伸縮式のポールが長さの調整ができてアレンジの幅が広がるのでおすすめです。
太さは20㎜あれば十分だよ!
ペグの選び方・注意点
ヘキサタープを設営するのに必要なペグの数は最低でも8本…アレンジを加えるとさらに増えることにもなりますが、付属としてついくるペグは針金を少し太くしたようなペグで使い物にならないケースが結構あります。
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こんな感じのヤツ!
附属ペグはレジャーシートの抑えや、別の用途として使い、タープ用に使うペグは丈夫でなるべく長い物を用意しておきましょう。
返しのある30cmほどのペグが抜けにくく、ロープも外れないので安心です。
ガイロープの選び方・注意点
ヘキサタープを張る際のガイロープは2つの用途に別れることになります。1つはメインのポールを引っ張るメインロープ、もう一つはサイドでシート(天幕)を引っ張るサイドロープです。この2つのロープは基本的に同じ物ですが、必要となる長さが違うので覚えておきましょう。
設営方法内で解説するよ!
また、ロープは使用していると伸び切ってしまったり、すり減ったりもするので消耗品と考えて予め余分に持っておくといざというとき困ることはありません。
ロールで持っておくと便利だよ!
ヘキサタープの設営方法
それでは本題(ヘキサタープの設営方法)に入ります。
ヘキサタープはちょっとしたポイントを押さえるだけで簡単に一人でも設営は可能です。素敵なキャンプサイトを作り上げるためにも設営ができるようにしておきましょう。
※現地で読まれている場合は設営方法を1度全部読まれてから流れを把握したうえでとりかかることをお勧めします。
ヘキサタープの設営手順
ヘキサタープは8手順(実質7手順)で設営が可能です。
※状態のチェック等もかねて事前準備を行っておくと設営時の時間短縮になります。
ヘキサタープの設営手順:事前準備
今回の設営に必要な物はこのようになってます。
疑問に思っていることもあるかもしれませんが、手順の中で追って解説していきます。
出発前に忘れ物がないかチェックするのはもちろん大事ですが、スムーズにタープを張る為にも事前にできることはやっておいても損はありません。
一瞬(数分)でタープを張れると点数高いぞ!
なんの点数だよ…
設営時の時短アイテム
いくつかのアイテムを紹介するね!
タープはガイロープと呼ばれる紐でテンションをかける(引っ張る)ことでバランスを保つことができますがロープを毎回結びなおすのは大変ですし、テンションをかけながら結ぶのは結構至難の技です。
そんなときに役立つアイテムがこちら!
カムジャムはロープをロックしてくれる機能を持ったカラビナなので、ロープを結ぶことができなくてもしっかりと固定してくれます。
初心者にはうれしいアイテムです。
自在金具はタープだけでなくロープでテンションをかけるときに必須なアイテムで、ロープを通すだけでテンションの調整が自由自在にできるようになります。
普段の日常でもちょいちょい役立つので持っておいて損はありませんよ!
ロープの結び方
ロープを結んでおくとそれだけで時短になります。
上記で紹介した自在金具はテンションをかけるために必要ですがカラジャムを使用しなくても結び方を知っておけばコスパは良くなります。もちろん自在金具を両方に使うという手もないわけではないですが、せっかくのおしゃれ(かっこいい)タープが不格好になってしまうのであまりおすすめしません。
※個人的な意見も含みます
もやい結びは引っ張ることに非常に強い結び方で、しかも簡単なのでおすすめです。
ヘキサタープの設営手順:場所選び
ヘキサタープは結構な広さの場所が必要だよ!
ヘキサタープはタープの中でも割と広く場所を必要とするので大まかにシートの2倍程度の広さを確保しておくと問題ありません。
ポイント①:風向きも考えて場所を確保しよう!
ヘキサタープは設営すると基本的に山折りになるので吹き抜けになる場所ができます。そのため風を通すのか、風を防ぐのか考える必要もあり、風の強さによっては影響が大きくならないように吹き抜けで設営したほうが良い場合もあります。
場所、向きが決まったら図のように一度広げてみましょう。
図のようにシートの中央ライン上の両端にポールをまっすぐ一直線においておきます。
ポイント②:サイドロープは結んでおきましょう!
サイドロープは広げた時にメインポールから遠い4箇所の角を引っ張る為のロープで長さはだいたい3m程度の物です。ポールを立てたあとに結ぼうとすると結構大変ですので、事前準備のときや荷物を準備(チェック)しているときにでも結んでおくと設営がスムーズに進みます。
ヘキサタープの設営手順:ペグの位置取り
次はメインロープを張る為にペグを4箇所に打ちこまなくてはいけません。
ヘキサタープを設営する際に重要となるのがメインロープを張る為のペグの位置取りです。このペグの位置がしっかり取れていないとバランスも見栄えも悪くなってしまいますし、何よりメインでタープとポールを支える要になるので適当な位置取りはご法度といえます。
ポイント③:ポール長さ&90°
メインロープを張るペグの位置取りは先ほど配置した状態から図のようにポールを90°動かした位置の先(ポールの先)がベストだと言われています。もちろんバランスをしっかりとることができれば固執する必要はないですが、慣れないうちは上図と同様にしておくと失敗はありません。
位置が決まったらかるくペグをさしておきましょう。
残りの3箇所も同様です。
ペグの打ち込み方
ポイント④:ロープをかける&斜め45°&しっかり打ち込む
ここが重要です!
メインロープを張る為のペグを打ち込む前にはメインロープの片方(端)を通しておきます。そして、大事なのはロープに対してのペグの角度です。図では45°と書いていますが測る必要はなくロープで引っ張られる方向とは逆向きでだいたいの角度をとって返し部分(ロープ外れ防止)までしっかりと打ち込めば大丈夫です。
抵抗が強くなり多少の風にあおられても抜けることはありません。
ちゃんとしなかったらどうなるん?
こうなります。
まれに、ペグが抜けてタープが倒れてしまう場面を見かけますが、正直かなり危険です。原因となる要因もだいたい決まっていて「①ペグが短い②細い(弱い)③角度が適当]等があげられます。大きな事故にも繋がりかねないのでしっかり丈夫なペグを正しく使用するようにしましょう。
ペグは30cmくらいの丈夫なものが安心です。
ヘキサタープの設営手順:メインロープ張り
続いてメインロープの張り方ですが…そのまえにロープの説明をしておきます。
メインロープというのはサイドロープと長さが異なります。メインロープはだいたい4~5m程度、サイドロープは2.5~3m程度です。今回のヘキサタープ設営方法では通常のメインロープが4本、もしくは長いメインロープが2本(10m程度)必要になるなので付属のロープがあるからといって安心するのはご法度です。
付属ロープは通常メインロープ2本、サイドロープ4本という場合がなぜか結構多いです。
足りてないじゃん!
ハイ…足りないです。
後々ポールを増やしてアレンジを加えようとするとロープの長さが足りなくなってしまったりもします。また、すぐにダメになるということはないですが、長く使っていると伸びきったり、すり減ってきたり、汚れたりもするのでガイロープは余分に持っておいても問題はありません。
ロール巻がおすすめだよ!
それでは、話を戻します。
タープシートの端にはロープを結ぶタグが付いていることが多く、サイドロープはループに結んでなんの支障もありませんが、ポールを使用する個所ではループには結ばずロープを有効活用します。
※結んだらダメというわけではないです。
ポイント⑤:シート抜け防止
ポールのてっぺん(ポールエンド)はグロメット(ハトメ)を引っ掛ける為にあるのですが、風であおられると抜けてしまう可能性もあります。ポールのエンドロックという先端に付けるアイテム等も存在していますが、ロープで押さえてしまえばコスパも良いですし、なおかつシート抜けが防げるので安全です。
それでも心配ならさらにエンドロックをつけちゃいましょう。
ヘキサタープの設営手順:ポール立て
ポイント⑥:気持ち斜め
メインロープをポールエンドにかけたらそのままポールを立てますが、この際のロープは多少張ってバランスが取れる状態であれば大丈夫です。シートをそのまま真上に持ち上げる気持ちで寝かせてあったポールの先(ポールエンド)があったところにポールを立てるようにします。1本目のポールを立てるときはシート(天幕)を含めずバランスをとっていたほうがいいので少し内側(天幕側)に傾いて大丈夫です。
逆にペグ側に傾いていいたりまっすぐ立っていると反対側を持ち上げるときに倒れる場合があります。
完全に一人で立てることになっとる…押さえてもらうのが一番いいですよ!
ポイント⑦:シートを少し張りながら
特に大きく注意する必要はないですが、シートがたるまないように立てると1本目のバランスをくずすことなく立てることができます。2本目のポールを立てる際も1本目と同様にロープを多少張ってバランスが取れる状態であれば大丈夫です。
ヘキサタープの設営手順:サイドロープ張り
続いてサイドロープを張っていきます。
サイドロープはペグをここに打ちましょうという決まりはありませんが、シート(天幕)の各2辺をうまく引っ張れるペグの位置取りが必要です。
ポイント⑧:近いと狭い
サイドロープはシート(天幕)内の広さを決める役割を担っています。ペグの位置取りをポールに近くすると狭くなり、遠くすると広くなりますが広さはお好みです。重要なのはシート(天幕)の2辺のバランスがとれているかどうかなので、ペグを仮打ちしてシート(天幕)内を確認しながら決めていけばOKです。
納得のいく位置取りができたらペグをしっかりと打ち込みましょう。
ヘキサタープの設営手順:全体のテンションがけ
ポイント⑨:徐々に引っ張って
テンションをかける(引っ張る)ときは徐々にかけていくと偏りがなくなるのでバランスが良くなります。もし、一気に一か所を引っ張りすぎてしまうと最悪倒れてしまうことになるかもしれません。2週~3週ほどするつもりでテンションをかけるほうが負荷をかけることもなくきれいな仕上がりになります。
ポイント⑩:ポールを少し内側へ
テンションをかけながら少しだけポールをまっすぐよりも内側へ入れてあげると3方向から引っ張る形になりポールへの負荷が軽減でき、好みにもよるかもしれませんが見た目も良くなります。
ヘキサタープの設営方法【まとめ】
今回はヘキサタープの設営方法を8手順(実質7手順)、10個のポイントをご紹介しました。
ヘキサタープは骨組みがあるわけではないので難しく思われがちですが、設営方法がわかっていれば意外と簡単に張ることができます。アレンジの幅も広く、きっとキャンプサイトをおしゃれに(かっこよく)してくれますので、是非一度使ってみてください。
きっと(絶対)気に入るはずです(^^♪
では、今回はこのへんで…
ありがとうございました。
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